令和6年能登半島地震 令和6(2024)年1月1日(月)午後4時10分

(No.5)GnuCashを使ってみよう(1)

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資産の勘定科目

固定資産

 固定資産とは、土地・建物・車両運搬具等を指します。
 ただし、ずぼらな家計簿では、家にあるパソコン・プリンタなど、テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの電化製品、家具など価値がありそうな物を「その他の資産」という勘定科目を使い入力します。その他の資産は、替え時期や予算を立てるのに大変役立ちます。(企業会計では10万円以上の物を備品として、それ以下は消耗品として扱いますが、あくまでも個人の家計簿ですから記録として残しておこうと思ば例え1,000円の物でも入力して構いません。)

その他の資産

 初めて、GnuCashを立ち上げた時には、「その他の資産」という勘定科目は見当たりません。なければ、次の手順で作成することになります。
①「資産」をクリックしアクティブ状態にします。
②メニューバーの「アクション(A)」→「勘定科目を新規作成(A)」でダイアログボックスが開きます。
③「親勘定科目(P)」▶をクリックし「資産」▼をアクティブにしておきます。
③「勘定科目名(N)」に(その他の資産)、「説明(D)」に(その他の資産)に変更し「OK(O)」をクリックします。

建物

 建物も勘定科目は見当たらないと思います。上記の「その他の資産」に倣って作成しても良いのですが、私のように自宅と実家のように建物を2箇所以上に所有している場合があります。まず、新規に勘定科目「建物」を作成します。
①「資産」をクリックしアクティブ状態にします。
②メニューバーの「アクション(A)」→「勘定科目を新規作成(A)」でダイアログボックスが開きます。
③「親勘定科目(P)」▶をクリックし「資産」▼をアクティブにしておきます。
③「勘定科目名(N)」に(建物)、「説明(D)」に(建物)に変更し「OK(O)」をクリックします。

自宅

①続いて「建物」をクリックしアクティブ状態にします。
②メニューバーの「アクション(A)」→「勘定科目を新規作成(A)」でダイアログボックスが開きます。
③「親勘定科目(P)」▶をクリックし「建物」▼をアクティブにしておきます。
③「勘定科目名(N)」に(自宅)、「説明(D)」に(自宅)に変更し「OK(O)」をクリックします。

実家

①「建物」をクリックしアクティブ状態にします。
②メニューバーの「アクション(A)」→「勘定科目を新規作成(A)」でダイアログボックスが開きます。
③「親勘定科目(P)」▶をクリックし「建物」▼をアクティブにしておきます。
③「勘定科目名(N)」に(実家)、「説明(D)」に(実家)に変更し「OK(O)」をクリックします。

土地

 上記の「建物」に倣って「土地」作成してください。土地については建物のように細分化しなくてもよいので、取得年月日と価格を記入することになります。

車両運搬具

 車両運搬具は、個々の車両ごとに記帳したほうが分かりやすいので、次のように新勘定科目を作成してください。

  • 車両運搬具 車両運搬具(NOTE)、車両運搬具(N WGN)など

流動資産

 流動資産は、現金・当座預金・普通預金が初期値として登録されています。新たに新勘定科目として「定期預金」を作成します。
 上記の「建物」や「車両運搬具」を作成した時のように、

  • 現金    現金(夫)、現金(妻)
  • 定期預金  定期預金(〇〇銀行)、定期預金(△△銀行)
  • 普通預金  普通預金(□□銀行)、普通預金(◇◇銀行)

 のように新勘定科目を作りましょう。

負債の勘定科目

 負債には、クレジットカードが初期値として登録されています。クレジットカード毎に新勘定科目を作成します。

  • クレジットカード クレジットカード(VISA夫)、クレジットカード(VISA妻)など
  • ローン
  • 未払い金

 などを作成しておきます。後ほど追加は可能です。