令和6年能登半島地震 令和6(2024)年1月1日(月)午後4時10分

OpenCore Legacy Patcher(OCLP)の使用について

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HDからSSDへの換装失敗

事の始まり

 おおよそ3箇月前になりますが、娘の里帰り出産で育児用に一時的に和室を明け渡すことになりました。和室には「iMac (21.5-inch, Mid 2011)」が置いてありました。この間「iMac2011」は物置部屋に片付けたままにしていました。

換装の準備

 11月の半ばに帰京予定で「iMac2011」を和室に戻すことになります。その際ハードディスク(HD)からSSDに換装してみようと思い立ちました。換装用の「SSD128GB(WINTEN)¥1,980」と「2.5 to 3.5inch Hard Drive Adapter(ORICO)¥940」と「吸盤(100均)¥110」を用意しました。

換装失敗

 いざ、100均で用意した吸盤で前面ガラス板を外し、液晶の8本のネジをトルクスドライバー(t10)を使って外します。(👍)

 次に、これまでやったことがないコンピュータ本体と液晶をつなぐ4つのコネクタを外す予定でしたが、ここでアクシデントが発生しました。WebやYouTubeで予め学習したつもりでしたが、その内の1本のコネクタ部分が傷んだようです。(😱)

 作業はここで中断しまた。回復は厳しいかなぁ?(😭)

気を取り直して

掘り出し物

 元々、平成30(2018)年に¥24,000で中古で買ったiMac2011です。ダメ元でジャンク品があれば修理可能かも知れません。ということで、近くのHARDOFF(ハードオフ)さんへ行くと、何とジャンクの同等品(iMac2011)がありました。値段は本体と電源コード付きで税込¥4,400となっています。

 自宅に帰り、よく見るとメモリが16GBにHDが1TBがそのまま付いています。早速MacOS「High Sierra」の起動ディスクを作成しインストールすると快適に動作します。これは儲けものかも知れません。(👍)

OpenCore Lagacy PatcherでMacOSのアップデート

 でもよく考えると、「High Sierra」はサポート切れのMacOSです。そこでWebを見ていると「OpenCore Lagacy Patcher」というMacOSをアップグレードする紹介記事がありました。記事を読んでみると少しハードルは高いけど何とかなりそうな気がしてきました。

 また、著作権絡みで違法性はないのか。生成AIの「Google Bard」で調べると、特に問題はないようです。以下引用です。

著作権法では、著作権者の許諾なく複製、改変、公衆送信を行うことは禁止されています。しかし、OCLP は、Apple が公開している OpenCore というファームウェアをベースにしており、Apple の著作権を侵害するものではありません。ただし、OCLP の使用によって、Mac の動作に問題が発生した場合、Apple の保証を受けることができなくなる可能性があります。また、OCLP はすべての Mac で正常に動作するわけではありません。そのため、OCLP を使用する際には、これらの点に注意が必要です。

私の手持ちのMacのアップデート計画

iMac (27-inch, Late 2012)

 普段メインで使用しているiMacです。将来的にはアップデートするかも知れませんが、当分の間はこのまま使用する予定です。

仕様およびアップグレード手順備考
iMac (27-inch, Late 2012)
機種 ID:iMac13,2
部品番号:MD095xx/A、MD096xx/A
最終対応のオペレーティングシステム:macOS Catalina
技術仕様:iMac (27-inch, Late 2012)
ユーザガイド:iMac (27-inch, Late 2012)
■Catalina → (Ventura,Sonoma)(予定)
■ただし、Boot Camp利用できなくなるようです。現在Windows10をインストールして不都合なく使うことができ、しばらくはおとなしく使おうと思っています。

iMac (21.5-inch, Mid 2011)

 ハードオフさんから購入したiMac2011です。ジャンク品でハードディスクは1TB・メモリは16GBが入ってました。これをZoom飲み会で紹介するとセカンド機にしたいような意向を持っている方がいて原価で譲る予定です。

仕様およびアップグレード手順備考
iMac (21.5-inch, Mid 2011)
機種 ID:iMac12,1
部品番号:MC309xx/A、MC812xx/A
最終対応のオペレーティングシステム:macOS High Sierra
技術仕様:iMac (21.5-inch, Mid 2011)
ユーザガイド:iMac (21.5-inch, Mid 2011)
【2022年版】macOS Big Sur非対応機種にOpenCore Legacy Patcherを使ってインストールする(メディア作成編) 参考https://blog.kabocy.com/mac/4829/
■High Sierra → Big Sur → Monterey
■手順通り行い、何度か失敗をしながらアップデートできました。
■OCLP Releases 0.6.6
■譲渡するためSSD128GB(WINTEN)¥1,980からSSD512GB(Hanye)¥3,779に換装しました。ケースは、2.5 to 3.5inch Hard Drive Adapter(ORICO)¥940です。iMac本体とHDにはネジ(t10)ですが、HDとマウンタのネジは(t8)のトルクスドライバーが必要です。

MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)

仕様およびアップグレード手順備考
MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)■Big Sur → Sonoma
■OCLP Releases 1.0.1

MacBook Pro(Retina, 13-inch, 2016)

仕様およびアップグレード手順備考
MacBook Pro(Retina, 13-inch, 2016)■Monterey → Sonoma
■OCLP Releases 1.0.1
■上記のOCLPとReleasesは同じですが、各Macの機種IDによってUSBに書き込まれる情報が異なるようで、それぞれのUSBメモリを作りました。

iMac (21.5-inch, Mid 2010)

 同じくハードオフさんから購入したiMac2010で税込み¥2,200、もちろんジャンク品でハードディスクは入ってなく、メモリは2GBが2枚入っていました。

 このiMac2010に手を出し悪戦苦闘が始まりました。最終対応のOSもHigh Sierraで上記のiMac2011と同様にすんなりアップデートできると思いきや世の中甘くはありません。あれこれと10回以上は「High Sierra」のインストールからチャレンジしました。次の備考欄に顛末を記します。

仕様およびアップグレード手順備考
iMac (21.5-inch, Mid 2010)
機種 ID:iMac11,2
部品番号:MC508xx/A、MC509xx/A
最終対応のオペレーティングシステム:macOS High Sierra
技術仕様:iMac (21.5-inch, Mid 2010)
ユーザガイド:iMac (21.5-inch, Mid 2010)
■High Sierra → Big Sur → Monterey
 → Sonoma 
OCLP Releases 0.6.6 (起動ディスク作成)
 OCLP Releases 1.0.1 (パッチあて)
     
■最終で行き着いた方法は、
<インストール>
①SSD128GB(WINTEN)¥1,980、ケースは、2.5 to 3.5inch Hard Drive Adapter(ORICO)¥940でSSDの換装は必須とメモリは8GBは必要だと思います。現時点で4GB×2枚・2GB×2枚の計12GBで動作中です。
②通常のHigh Sierraをインストールしてソフトウェアのアップデートを行っておく。
③アップデート用のUSBメモリは、別の有線LAN接続のMacで作成する。ダウンロードの時間が違います。その際に、他の機種のUSBメモリを作成するため「機種ID:iMac11,2」が必要です。
④OCLP Releases 0.6.6で作成したUSBメモリを使うと、それまで使っていた0.6.6未満の設定画面での動作が遅くなったり、最悪フリーズを起こすことはありませんでした。
⑤とりあえず、日本語入力(Google)可能な状態で、このブログを書いています。
⑥まだまだ、色々あるとは思いますが、とりあえず、ここまでまとめておきます。
<インストール後>
1️⃣日本語入力が不調
「Google 日本語入力」で検索し、Mac版をダウンロードすることによって解決しました。
2️⃣画像の乱れ
この現象は、「safari」「Google Chrome」を同時に使用時に良く見られます。どちらか単独で使用していれば、複数の窓を開いても現象は生じないようです。safariアップデート時に起きています。
3️⃣起動時のOCLPのアイコン非表示
OCLPを立ち上げて、「Settings」の「Show OpneCore Boot Picker」のチェックを外して、「Build and Install OpenCore」を再度インストールすると非表示となります。
4️⃣よく見ると、OSのアップデートの表示がされています。思い切って実行すると「Sonoma」になりました。Patchをあてるまでカーソルの動作が不安定ですが、あててしまうと通常の動作になります。

 上記の「iMac (21.5-inch, Mid 2011)」を譲ると約束したので、和室の戻すMac1台が必要で「iMac (21.5-inch, Mid 2010)」を購入しました。

 壊した「iMac (21.5-inch, Mid 2011)」はハードディスクはHDDケース3.5インチ(MARSHAL)¥1,980に収まりデータバックアップ用に、メモリは他のコンピュータの増設メモリとして再利用しています。(しばらくは部品取りとして使います。)