シニア世代のコンピュータ環境について(無料オフィス)活用1

 シニア世代の家庭のコンピュータ環境は、在職中と定年退職後では大きく違ってくると思います。 

<在職中>

①職場のコンピュータを持ち帰ることが可能な場合

  コンピュータがセルラーモードの場合は、家庭のネットワーク接続は必要としません。一方、コンピュータがWi-Fモードの場合は、ポケットWi-Fiルータや家庭のネットワーク(Wi-Fi環境)を用意することが必要です。 

②職場のコンピュータを持ち帰ることができない場合

 私物のコンピュータを用意しポケットWi-Fiルータや家庭のネットワーク(Wi-Fi環境)を用意することが必要です。併せて文書作成のアプリケーションも企業貸与か個人で用意する必要があります。(ただし、中にはWeb版のオフィスソフトを利用している方もいるかもしれません。)勤務する企業によっては、私物のコンピュータの使用禁止やデータの持ち出し不可にしている場合もあります。 

<定年退職後>

 定年退職後は上記の①は原則あり得ません。

 定年退職しても②で用意した私用ネットワーク環境を解約しない限り、そのままネットワーク利用できますが、勤務先から貸与された文書作成用のアプリケーションは利用できなくなっていることが多いでしょう。

 そこで、定年退職したら思い切って、次のような環境に再構築してはいかがでしょうか。

【ネットワーク環境は必須!】

 多くの家庭ではネットワーク環境は整っていると思いますが、これから紹介する方法はコンピュータがネットワークが繋がった状態が前提のお話となります。

【コンピュータは?】

 コンピュータは③Windowsか④Macintosh(Mac)か、⑤デスクトップ型、⑥ノート型、⑦タブレット端末を利用することになりますが、結論を言えばどれでも構いません。多くの場合は、③と⑤や③と⑥の組合せだと思います。中には④と⑤や④と⑥の環境の方もいると思います。また⑦のみの方もいるかもしれません。

【無料のオフィスソフトの種類】

 さて、無料のオフィスソフトと呼ばれるものは、「文書作成、表計算、プレゼンテーション」ソフトがセットになったものです。また、利用には「クラウドサービス」が必要です。概要を次表にまとめてみました。

クラウドサービス (無料)文書作成 表計算 プレゼンテーション 
Apple iCloud (5GB)Pages Numbers Keynote 
Googleドライブ (15GB)ドキュメント スプレッドシート スライド 
Microsoft One Drive(5GB) Word Excel PowerPoint 
その他 * * * * 

①のApple社のMac,iPadなどは、Apple idを作成するとクラウドサービス「iCloud」を無料で5GBまで使用することができます。ただし、仕事での利用している方は少ないと思います。

②のGoogle社のドライブ利用は仕事では少ないかも知れませんが、個人用に無料のGoogleアカウントを取得している方は多いと思います、私もGmailやカレンダーなど使用するとともに無料で15GBのドライブは個人の文書等の保存用として活用しています。

③の Microsoft社のOneDriveはアカウントを作成すると無料で5GBまで利用が可能です。これまで勤務先からデスクトップ版Microsoft365の提供を受けている場合はOne Driveの容量は気にせず、Word,Excel,PowerPointなどが利用できたと思います。その他、買い取りのOfficeを利用している方もいるでしょう。いずれにしても退職と同時に基本利用はできないか、個人で契約しなければならないと考えてよいでしょう。

【結論】

 定年退職後、費用をかけないで文書・表計算・プレゼンを行うにはどうしたらよいでしょうか。

(1)まず、GoogleアカウントとMicrosoftアカウント(Appleアカウントは該当者のみ)作成は必須です。

(2)次に、どのOSを使っていても「Google Chrome」をインストールします。Windowsパソコンでは、ブラウザ「Edge」、Macパソコンではブラウザ「Safari」でも設定可能ですが、私は、両方のOSで使用可能なブラウザ「Google Chrome」を選択してます。

<Windows パソコン>

① Google Chrome で「Office web」で検索しMicrosoftアカウントでログインします。 

②新規にファイルを作成するか、OneDriveにある既存ファイルを編集することも可能です。また、外部のUSBメモリ内のファイルをアップロードして編集することが可能です。 

※注意点は「エクスプローラー」からフォルダ内のファイルをみると、これまで見慣れていたWord,Excel,PowerPointのアイコンは表示されません。あくまでもブラウザ越しにOneDrive・Word,Wxcel,PowerPointのファイルをみるとみなれたアイコンが表示されます。少し違和感がありますが慣れてしまえばどういったことはありません。 

< Macintosh(Mac) パソコン>

① Google Chrome で「Office web」で検索し、Microsoftアカウントでログインします。そのURLをドックにおけば、次回から面倒な手続きは必要ありません。 

②操作は、Mindows,Macともほぼ同じだと思います。 

※One Drive は保存するファイルが5GBを超えると有料になりますが、容量が超えることになったらNASやハードデスクなどに使用頻度の低いファイルを移し替えしたら良いと思います。意外と5GBは多くのファイルを保存可能です。